【吹奏楽部】ふようデイサービスセンターへ慰問演奏に伺いました♬

2025.12.25

令和７年１２月２４日（水）、吹奏楽部は富士市にある「ふようデイサービスセンター」へ慰問演奏に伺いました。クリスマスイブということで、部員たちはこの日のために、皆様に笑顔になっていただけるような構成やプレゼントを一生懸命準備してきました。こちらの施設にお邪魔するのは、今年の３月に続いて２回目となります。また皆様にお会いできることが嬉しくて、ワクワクしながら過ごしてきました。

今回の演奏プログラムは、前回の経験を活かしながら、さらに皆様に心の底から楽しんでいただけるように、工夫をしました。幕開けを飾ったのは、フジイチブラスのオープニングテーマソングである「テキーラ」です。元気はつらつな演奏で、一気に会場を盛り上げました。２曲目の「マンボメドレー」では、ラテンらしい陽気で明るい音色が響き渡ると、皆様が自然とリズムに合わせて手拍子を打ってくださる方も大勢いました。続いて披露した「演歌ヒットパレード」では、懐かしく馴染みのある旋律に合わせて、多くの方が楽しそうに口ずさんでいらっしゃる姿がとても印象的でした。やはり「演歌は日本の心」、皆様の表情がより一層キラキラと輝きを増したように見えました。
幅広い世代に人気の「エビカニクス」では、部員たちが可愛らしい振り付けを交えながら精一杯演奏いたしました。スタッフの皆さんも一緒になって踊ってくれたり、利用者様の中には、音楽に合わせて一生懸命に手を動かしてくださったり、満面の笑みで楽しそうに体を揺らしてくださる方もいらっしゃいました。さらに「童謡メドレー」では、穏やかで心に染み渡るようなメロディに耳を傾ける皆様の優しげな表情を拝見することができ、私たち演奏者も心が洗われるような幸せな気持ちをいただきました。音楽というものが持つ、時代を超えて人の心と心を繋ぐ素敵な力を、改めて肌で感じることができました。
そして、本日のメインイベントの一つとして「クリスマスソングメドレー」をお届けいたしました。この曲は、先週の土日に開催された別のイベントでも演奏させていただいたものです。その時のステージで学んだ「どうすればもっと皆さんに喜んでもらえるか」という部員同士の反省や手応えを活かして、今回はさらに表現に磨きをかけた演奏を披露することができました。先週の経験があったからこそ、部員たちも自信を持って自分たちらしい音を奏でることができ、会場全体を華やかなクリスマスの雰囲気に染めることができたのではないかと感じています。

演奏の合間には、部員たちが空き時間を見つけてはコツコツと心を込めて手作りしてきたプレゼントを利用者様へ手渡しさせていただきました。短い時間ではありましたが、世代を超えた本当に温かな心の交流ができました。利用者様の温かな手のぬくもりを直接感じながら、私たちの方が、言葉では言い表せないほどの大きな元気をいただいたように思います。

演奏の終盤には、富士市のお祭りソング「フジサンバ」を披露いたしました。こちらもスタッフのミサ難と一緒になって踊り、大盛り上がりでした。演奏が終わると同時に、会場からは大きなの拍手と鳴り止まない「アンコール！」をたくさんいただきました。その温かいご期待にお応えしたいという一心で、最後はマライア・キャリーの名曲「恋人たちのクリスマス」を演奏いたしました。華やかな余韻と皆様の笑顔の中で、全てのプログラムを無事に終えることができました。

今回の訪問をもちまして、吹奏楽部の２０２５年における外部での演奏機会は、全て無事に終了いたしました。振り返ってみれば、今年も多くの場所で演奏の機会をいただき、地域の皆様の温かい応援や笑顔に支えられ続けた、とても幸せな一年でした。コンクールでの背筋が伸びるような緊張感とはまた違う、こうした地域の方々との直接的な触れ合いは、私たちにとって何物にも代えがたい経験であり、音楽の本当の素晴らしさを学ぶ大切な宝物になっています。

本校吹奏楽部がこうして充実した活動を続けてこられたのは、日頃から活動を優しく見守ってくださる保護者の皆様、熱心にご指導くださる先生方、そしていつも温かい声援を送ってくださる地域の皆様がいてくださるからこそです。部員一同、心より深く深く感謝しています。

来年も「笑顔はエネルギー！」をモットーに「地域に愛されるバンド」を目指して活動をしていきます。皆様の心に真っ直ぐに届き、パッと花が咲くような音色をお届けできるように、日々の練習に一生懸命取り組んでいきますので、２０２６年も本校吹奏楽部をどうぞよろしくお願いいたします。