【スポーツ探究科2年】スポーツ概論「プロサッカー選手の成功を支えるエージェント(代理人)の役割とは?」
サッカー界において、選手の傍らで交渉を進める「エージェント(選手代理人)」。テレビやニュースでその存在を耳にすることは多いですが、実際にどのような役割を担っているのか、詳しく知る機会は少ないかもしれません。
今回は、スポーツビジネスの仕事を担う「エージェント」の仕事内容と、その重要性について、エージェントの松浦修也様に講演をしていただきました。


エージェントの最も象徴的な仕事は、クラブとの契約交渉です。単に「年俸を上げる」だけでなく、出場給、勝利ボーナス、契約解除金、さらには将来的なステップアップを見据えた条項の挿入など、選手が不利にならないよう細部までプロの視点で調整を行います。選手がどのタイミングで、どのリーグやクラブへ移籍すべきか?
エージェントは選手のプレースタイルや成長度合いを分析し、中長期的なキャリア戦略を立てます。 また、世界中のスカウトや強化担当者のネットワークを駆使し、選手のプレー映像やデータを元に「最適なクラブ」への営業活動(売り込み)を行うのも重要な仕事です。
選手がサッカーに100%集中できる環境を作るため、ピッチ外のあらゆる雑務を代行します。ブランディング:スパイクメーカー等とのスポンサー契約交渉、生活支援:海外移籍時の住居確保、ビザ申請、言語学習のサポート、メンタルケア:スランプ時やケガの際の相談役・家族へのサポート
現在、エージェント活動を行うにはFIFA(国際サッカー連盟)が実施する試験に合格し、ライセンスを取得することが義務付けられています。 かつてよりも透明性が求められるようになり、法務・財務の専門知識を持った「プロフェッショナル」としての地位が確立されているそうです。


エージェントは、単なる「交渉人」ではなく、選手の夢を共有し、共に歩む「ビジネスパートナー」であり「家族のような存在」でもあることが分かりました。
今回、スポーツを「する」側だけでなく、「支える」側について学ぶことができ、今後の進路決定の参考にしてほしいと思います。



