伝える力～言葉は言霊～（キャリア講演会）

　10月22日（火）、元静岡朝日テレビアナウンサーで静岡県議会議員の遠藤行洋氏によるキャリア講演会を実施しました。大学時代に、ご実家のおにぎり屋さんが倒産し、学習塾を立ち上げ、バイトもしながら、借金を返済したお話や、小学生のころからアナウンサーにどうしてもなりたく、その夢をあきらめずにアナウンサー試験を受け、縁があって地元の静岡朝日テレビのアナウンサーになれたこと、36歳で大腸がんが判明し、死を覚悟したが、多くの人に助けられ今の人生があることを生徒にわかりやすく語りかけていただきました。

　また、話し方のコツも講演では実演していただきました。アナウンサーとして必要な11の要素「カンカラコモデケアマテラス」について、皆さんはわかりますか？これは、11の要素の頭文字を取ったもので、「感動、カラフル、今日、物語性、データ、決断力、明るさ、間、テンション、ラッキー、好きこそものの上手なれ」の11要素です。これを心がければどんな人でも話すことの達人になれるそうです。

　生徒から「街で声をかけられたりしますか？」、「大勢の人の前でしゃべるにはどうすれば良いですか？」など多くの質問がありましたが時間のない中、丁寧に答えてくださいました。

　生徒にとっても教員にとっても前向きな気持ちになれた講演会でした。以下、生徒の感想の一部です。

「今日の講演を通して、遠藤さんのたくさんの経験を知ることができた。自分がやりたいことを夢として持ち、夢に向かって自分も頑張りたいと思った。」
「人生は、良い時もあれば上手くいかないときもある。それでも一生懸命やることで上手くいった時、幸福感が大きいと感じた。」