ごあいさつ
富士市立高等学校のホームページを御覧いただきまして、誠にありがとうございます。
学校長の櫻井祥行と申します。この度、県立高校を退職し新たに本校に勤務することになり、大変光栄に思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
富士市立高等学校は、昭和37年に開校した吉原市立商業高等学校を母体とし、校訓「考えよ」、教育目標「自律する若者 ~未見の我を探そう~ 」の下、平成23年4月の学校創立50周年記念を機に、新時代に対応すべく新たな3つの教育理念「C:コミュニティーハイスクール」「D:ドリカムハイスクール」「I:インクワイアリー(探究)ハイスクール」の実現をコンセプトに、総合探究科(3クラス)、ビジネス探究科(2クラス)、そして静岡県の高校では初めて立ち上げた大学科(体育科)としてのスポーツ探究科(1クラス)の3つの探究科でスタートし、14年目を迎えました。また、開校と同時に学校運営協議会や地域交流課の設置や富士市総合型スポーツクラブとの連携など、特色ある教育活動に取り組んでいます。
校外に目を移せば、校舎北側には世界遺産の霊峰富士を仰ぎ、南側には万葉の歌人、山部赤人の歌に代表される田子の浦、そして深海の駿河湾を眺めることができ、素晴らしい教育環境と県下屈指の充実した教育施設を有しています。こうした恵まれた環境のなかで、探究学習の推進や部活動の活性化のため、670余名の生徒が教職員とともに日々の学習、学校行事、部活動等に励んでいます。
開校以来、上記のCDIのコンセプトの下、探究学習を学校の柱に置き、教育活動を展開してきました。本校の探究学習は生徒の主体性や協働する力、他者を尊重し、対話を通して協力して課題解決に取り組み、自律する若者の育成を目指し、体験と気づきを重視するのが特徴です。校訓「考えよ」とは探究学習そのものであります。今後も様々な課題解決型の探究学習や社会とつながる学びを実践し、生徒とともに何事にも挑戦し、前進していきたいと思います。
令和2年度、新高校10年目を迎えるにあたり、「富士市立高等学校改革実施計画の検証に係る有職者会議」を立ち上げ、富士市立高等学校学校運営協議会(コミュニティースクール)とも連携しながら、2年間に亘って、4回の検証作業を行ってきました。これを踏まえ、更なる学校の改革や発展を図っていくため、令和4年度から、5分野のプロジェクトチームで、構成される「学校未来プロジェクト」を立ち上げ、10年先を見据え、物事の本質を追究し、自分自身と向かい合い、向上心と探究心に満ちた高校にしていきたいと思います。生徒諸氏には勉学にスポーツに、大いに高校生活を謳歌してもらいたいと考えております。
保護者の皆様や後援会や同窓会の関係各位には、これまでの御尽力・御協力に感謝申し上げるとともに、このホームページを御覧の皆様にも、今後とも温かい御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。